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「10月の趣味読書感想まとめ~思わず罪と罰の目録が3時間でわかる、ストリートランFINALがんばる!~」 


だいぶ肌寒くなりましたね。
ってか、もう11月です!はやっ
今年もあと2か月なわけです。
そんな訳で、
この今年の趣味読書感想もあと2、3回で1年分ですね。
油断なく行きましょう。

では、先月10月に読んだ趣味本を。

10月に読んだ本

 図解 思わずだれかに話したくなる 
身近にあふれる「科学」が3時間でわかる本 編著 左巻健男
 罪と罰 (上) ドストエフスキー
 新約とある魔術の禁書目録 13 鎌池和馬

 新装版 ストリートファイターゼロ 中平正彦
 新装版 さくらがんばる! 中平正彦
 新装版 ストリートファイターⅢ RYU FINAL 中平正彦
 スティール・ボール・ラン 19巻 荒木飛呂彦

漫画が少し多目でしたが、それでも初挑戦のドストエフスキーが
読めて良かったです。

では感想に行きましょう。
例によって、読書メーターにアップしたモノの長文ver.です。



図解 思わずだれかに話したくなる 
身近にあふれる「科学」が3時間でわかる本 編著 左巻健男




 タイトルの通り、身近にある家電などの
科学的な仕組みを図を交えて解説した本。これは結構良かった。
 エアコンやリモコンの仕組み、CD、DVD、BDの仕組み、
最近のところだと液晶ディスプレイが
どうやって映っているのかなどの
『リビングにあふれる科学』 から始じまり、
他に電子レンジの仕組み、
冷蔵庫や洗剤の正しい使い方などを科学的に説明した 
『掃除、洗濯、料理にあふれる科学』 の章、
消せるボールペン、紙おむつの仕組み、
電子体温計、体組成計の仕組みを解説した 
『快適生活にあふれる科学』、
栄養ドリンク、水素水の実際、
静電気などについての正しい知識の 
『健康、安全管理にあふれる科学』、
それに最近の太陽電池、ドローン、3Dプリンターの仕組み、
バーコードとQRコード、スマホやタッチパネルの仕組み、
新幹線の構造の理由や飛行機が飛ぶ原理を簡単に解説している 
『先端技術、乗り物にあふれる科学』 の5章、55の項目で
様々な身近な科学について解説している。
中でも1章の4K、8Kの新規格についての図説はとても分かり易かった。

 子供に是非読んでもらいたい内容であり、
また当たり前に使っているけどどういう仕組みだろうか? 
ということを知れる点で大人にも読んでもらいたい本。



罪と罰 (上) ドストエフスキー





 ドストエフスキー初読書。
こち亀で部長が両さんに読書の初級として薦めていた作品で、
ずっと気になっていたが、ここで初挑戦。

 内容は貧困と病の窮状で精神的にも経済的にも苦しくなった主人公が
前段階から罪の意識を感じながらも金貸しの老婆を殺害したことから連なる、
罪の意識との内省と周囲の人間への疑心暗鬼を通した罪状の露見までの途中、
と思われる。

 ロシア文学は初めてで、
人物の名前が発音や愛称でブレて
途中まで引っ掛かるところがあったが、
後半以降は人物を把握して集中して読めた。
1ページ中改行なく文字で埋め尽くされているが、
今の自分ならそれほど苦ではなかった。

 だが、食と睡眠を疎かにし、
病も抱えて部屋に閉じこもっていたら
誰でも精神の均衡は崩れるというモノ。
身に覚えがあります。
ラズミーヒンのような世話焼きな隣人って、
だから大切なんですよ。
ロジオンも賢ぶっていないで自分の弱さを認めて
人に頼ることが出来れば、
状況も変わっていたのでしょうが……
さて、後半はどうなるか。




新約とある魔術の禁書目録 13 鎌池和馬





 真のグレムリン、魔神たちの上条への接触。
美琴を巻き込んでの逃避行と魔神僧正との対決……
だが本巻は本格化すると思われた魔神たちを 
『喰う』 チート 《理想送り》 が突如台頭。

 けれど、何の変哲もない少年が絶大な力を持つチートとは、
楽して最強レヴェルの優秀さを得る理想であって、
現実的な理想とは問題や困難に対して解決の手段を
根性で模索、工夫、挑戦してくことで近づくものであり、
チートはそのモノ幻想に過ぎない。
だからこのワールドリジェクター上里翔流との闘いは
消化試合と言えると自分は見る。
それまでの過程の混迷と各陣営の目的と動き、
そして褐色銀髪巨乳全裸包帯女 (ネフテュス) 
を含んだSHURABAを楽しませてもらうことになりそうです。




新装版 ストリートファイターゼロ 中平正彦





 90年代にゲーム誌で連載された
言わずと知れたストⅡコミカライズ。
その中平先生版一作目である 『ZERО』 の
復刊ドットコムさんから発行された新装版。
愛蔵版でもあるのでお高いプライス。一冊2500円クラスです。

 内容は、主人公のリュウが、
自分の流派である無名の暗殺拳 
(有名でなく弱いという意味ではなく、
対する者すべて滅殺し語る者がいない故の無名) 
に備わる破壊の気、『殺意の波動』 に目覚め、
その人の世にあってあまりる特異な暴虐ぶりに
格闘家の道を絶とうとするところから始まる。
 しかし、春麗やケンを通してのアドバイス、
占い師にしてリュウと同じく特異な力持つ占い師ローズ、
殺意の波動を知る者、武神流のガイなどとの交流を経て、
殺意の波動の意味、そして自らの役目を知り、
こちらも人の世を乱す特異な力の持ち主、ベガに立ち向かっていく。

 格闘家としてのリュウの始まりは、
過ちの殺意の波動とともにあり、
それを乗り越えて格闘家してストⅡを闘って行くリュウの始まり、
原点、『ZERО』 の物語。
 他のストⅡキャラも色々登場して、超熱い作品です。
他に、本3部作とは少し違う観点から描かれた
キャミィのエピソードの前半数本を収録。
後半は三冊目の 『RYU FINAL』 に収録。

 格ゲーを愛する人で未読の方々には是非手に取って頂きたい作品。
中平先生、イチオシ。



新装版 さくらがんばる! 中平正彦





 新装版、中平先生ストⅡシリーズ2作目。
『ZERО2』 の女子高生ストリートファイター、
春日野さくらのストリートファイトを通しての成長と、
目的である憧れの格闘家リュウに辿り着くまでの物語。
これまで集英社SJR版でライバルかりんお嬢様の番外編や、
草薙京の登場するエピソードが収録されたいたが、
新たに商業誌未発表の最終章、卒業式のエピソードを収録。
これで、本編ラストである職業に就いている動機が描かれており、
自分も初読みだったので楽しめました。
 というか、このこれまでに未読のさくらとキャミィのエピソードが
あったからこの愛蔵版を購入したともいえますです。 
当時の単行本もSJR版も持っていますので。

 改めて読んでも、元とロシアのあたりはホント泣けます。
光ある拳よ永遠なれ。
京のエピソードでかりんが述懐していますが、
さくらの与える拳も含めて
中平先生版ストⅡ三部作は殺意の波動への解答の境地に至っていますから、
三作すべて読んで欲しい作品です。



新装版 ストリートファイターⅢ RYU FINAL 中平正彦





 新装版中平先生ストリートファイター三部作、完結の3冊目。
ストⅢ時代の大人になってしばらくのリュウが、
その流浪の修行の旅の果て、
幼い頃に抱いた殺意の波動を持つ 『真の格闘家』 の示した
無情の一撃必殺への解答に至り、雌雄を決する物語。

 本作の見所はやはり、
多くの新キャラ格闘家との熱いバトルもそうですが、
ダッドリーとの闘いで至るリュウなりの一撃必殺の解答、『風の拳』 の境地。
相手の一撃必殺を上回り、
かつ破壊せずに再戦の 『闘志を与える』 という拳。
生半可な技術と精神では成しえない、達人の神業ともいえる、
無情の一撃必殺への精神的解答を体現する技の境地をリュウは成します。

 これは原作当時から今もなお、
自分のなかで熱く強く息づいているスタンスです。
ただ勝ちたくてぶち殺してでも倒すではない、
互いにあがり前へ進むための闘いをする。
そこにある相手への敬意と仁。
中平先生のこの作品は、だからこそ自分にとっては至高なのです。

もしストリートファイターシリーズに興味があり、
本作を未読という方々は、
是非この 『風』 に触れてみて欲しいと、そう願います。
 その熱き物語、確かめてみろ!


スティール・ボール・ラン 19巻 荒木飛呂彦






 大統領につかまり列車に乗るルーシーは、その体に異変が。
同じ頃、直前にルーシーが残したメッセージにより
彼女らの居場所を嗅ぎ取ったディエゴと、
加えて共闘の取引をしたホット・パンツは大統領を攻撃。
本巻は大半がこのツーマンセルと大統領の攻防だった。

 結果はやはりというか、
ジョジョは勝利を確信したらイカンのよ……
大統領の覚悟が上回ったとも言える。
それを確認したジャイロとジョニィは自分たちも大統領に挑むが、
直前にこれがかなり危険な闘いであると予感し、
互いの秘密の暴露し合いを行う。
そうか、ジャイロはシャボンの彼と同じ名前だったのか……。

 次巻は主人公ペア対大統領の決戦の模様。
ああ、終盤だ。列車という鉄馬での対決。どうなるか。


以上です。
今月はなんといっても、
昨年から購入を予定していた愛蔵版中平先生ストⅡシリーズを
全て購入し、改めて本作を読めたことがまずあがります。
自分、中平先生とこのシリーズ大好きなんですよ……!
今読んでも熱い……!
そしてリュウの拳の境地は今なお自分の熱き指針です!
中平先生、お元気でしょうか。
アカイケモノの続きもじっくり待っております。
何か行き詰ったら、そういう気持ちの時期か、
それか環境を変えるのが良いかもしれません。
壁を超えていったその先に辿り着くことを祈っております。

加えて、こちらも前々から読もうと目標にしていた
ドストエフスキーの罪と罰を読み進めることが出来て良かったです。
これで今年の趣味読書の大きな目標はほぼ達成したとも言えます。

でも、年間の総読了数もありますので、油断なく。

さあ、ではあと今年2か月。
できればジョジョ7部は読了まで行きたいところですね。
どんなものですかね~。
この年末までも色々やることがありますので、善処を心掛けましょう。

ではまた~。





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「9月の趣味読書感想まとめ~余モノの坊ちゃんといわれても心の持ち方は荒野のラン~」 


暑かったり涼しかったり、少しずつ秋めいてきましたね。
今は台風が接近していて、今週末は各種イベントがキャンセルだったり
てんやわんやの規模のようです。
というのも、今日これを書いている時点でニュースになっていましたが、
地球最大規模の台風なようで、
昨年も被害が大きかったですが、今回はそれ以上ということで、
うーん、低気圧の影響で自分も体調が心配です。
みなさまもお出掛けや週末をゆっくりするうえでの体調など、
お気を付けくださいまし。

そんな近況ですが、先月の読書感想まとめを今月もまいります。

9月に読んだ本

 余物語 西尾維新
 いまさら翼といわれても 米澤穂信
 坊ちゃん 夏目漱石
 心の持ち方 《完全版》 ジェリー・ミンチントン
 読書という荒野 見城徹
 スティール・ボール・ラン 18巻 荒木飛呂彦


先月から読み続けていた本も含めて、割と読めた月でした。
読書の秋というか、夜に静かで読書が集中できましたね。

では、感想をいきます。
これは、読書メーターに投稿したモノの長文ver.になります。



余物語 西尾維新



 大学生編、今回は
斧乃木ちゃんと阿良々木くんのバディで謎を追っていくお話。
 斧乃木ちゃん、月火のせいでドレスチェンジしていて
映像化が楽しみです。
 今回の怪異はまたマイナーどころかな? 
と思っていたら、
一旦木綿とかの例があるように結構メジャーでした。
しかし、その怪異の発生の理由がまた西尾先生独特というか。
前作宵物語にしても、
化物語のベースであるドメスティックな抑圧が題材にされていて、
セカンドシーズンに慣れいていたので
ちょっとしんどいモノがありますが、しかし相変わらず読ませる文章です。
 あと、自分の触れた西尾作品では久しぶりに珍しい単語が多い本でした。
 そして、羽川さんと撫子ちゃんの出番もありで、
社会人編へのそれぞれのキャラの変化も少しずつ描いていますね。
撫子のエピソードで出てきた洗人 (あらうんど) なる存在が、
本シーズンにどうかかわるのか……
さてさて続きが気になる物語だ。


いまさら翼といわれても 米澤穂信



 古典部シリーズ第6弾。
短編集の形で奉太郎たちの2年生が描かれる。
 摩耶花成分多目。
というか、各キャラの掘り下げ強。
彼女の漫画の昭和趣味の理由や、
正義のタロットに見合う性格などが丁寧に描かれています。
摩耶花、口はキツイけれど里志の言うようにイイ子だし
カワイイところもある。
里志もだが今巻で一気に好感度があがったキャラでもある。
 長い休日では奉太郎のモットーの由来が語られ、
表題の翼と~は、えるの環境の変化が描かれる。
これによって、奉太郎の長い休日を終わらせる誰かがいたとして、
その誰かと一緒にいる選択を彼は出来るのか? 
という問題への一つの障害が排除された感もあります。
これで奉太郎が踏み切らないでビターな方に行ったら、
それはもう彼の意気地のなさか……
それとも二転してえるの方に何かしらがまた起こるか……
今後の古典部メンバーの動向も、私、気になります!

 この度は、京都アニメーションの痛ましい事件がありました。
 その点でも、今後の本作に少しでも穂の実りがあることを祈ります。
日常のミステリーって、
えるのような感性を持っている本格ミステリーきつい勢には貴重なので。


坊ちゃん 夏目漱石



 言わずと知れた文豪、夏目漱石の中編小説。
 実は今回初めてまともに読みました。お恥ずかしながら。

 荒っぽい江戸っ子の青年が、
東京から四国の学校に数学教師として赴任し、
学校などの人間関係と格闘するといったお話。
 上っ面の理屈で他者をやりこめてくる狡賢い人間というのは
世間に昔からいて、
真っ直ぐさと威勢の良さがとりえの主人公は
そういう人間とうまくやり合えず折り合いもつけられず、
最終的に教師としての職を離れ東京に戻る。

この筋は見方によっては、
直情的で愚かであることは
今も昔も世間でのモノゴトをままならなくさせ、
生き辛くなる原因であるという
一面の社会の実情を描いているのかも。
 この作品は見ようによっては、
うまくやれないと教師という立場ある職を追われ、
地元に逃げ帰って半分くらいの給料で
工夫をやるハメになるから気を付けろ、
という教訓とともに、
生来の気性のままに全力で場の淀みである人間に立ち向かう
清々しさへの作者の憧れを感じさせる。
実際、解説のなかの漱石の手紙には 
『主人公や山あらしのような人間を愛する』 
とあるが、漱石自身がそう振る舞えていたかは別なのである、と思う。

 しかし、そういう気性があり、
世の中の不誠実な輩への憤りはあったからこそ
――それに迎合し切らない反骨精神があったからこそ、
一人称の何かと反発してみせる
主人公のべらんめえな語りも生まれたのだと思える。
 敵側に対しては一応、
中盤までは結構やり込められていたが、
終盤で2度に渡り反撃を加えているので
ヒーローとしては良かったが、
現代的に見るともっとうまく立ち回れるような成長をして、
職場を改善したりして仕事を継続する方が好まれると思われる。
 その点は、当時のまかり通らないモノは通らないという
権威や学識との格差が今よりも酷く、
現代ならある程度は勉強と工夫の努力とで覆る状況も、
当時はままならなかったという実情を読み取れる気がした。
そういう意味では、時代は変わったのだろうし、
今は少しはマシになっていると言えるのかもしれない。

書かれた時代から一世紀以上、
それだけの時間のながれを感じる読書体験だった。


心の持ち方 《完全版》 ジェリー・ミンチントン



 アメリカの著述家、
ジェリー・ミンチントンのせいを良くする考え方の本。
子供の頃から親や教師などの力ある権威者たちや、
そうした考え方の人たちが多い環境によって植えつけられた、
比較することによって自分を低く見積もる癖や、
そこから自分はダメな人間だと思う自尊心を損なうことの問題点など、
多くの人が知らず知らずのうちに嵌っている
気持ちが沈む考え方の癖に対して、そこから抜け出す考え方を紹介。
 自分も身に覚えがあることや、
実践している考え方、
これはその通りとうなずける項目も多かった。

中でも、
『人の言っていることが必ずしも自分に向けられていないのに
自分のことを言っていると思って傷つくこと』 
や、
『人の悪口を言うのはその人の自尊心が低いから。
嘲りを真に受けない』、
『目標は、自分の意志でそれを選んだか、
社会的なプレッシャーからそれを選んだか自分に問う』、
『自分の心の中にいる自分をけなし、
足を引っ張る批判者には反論する』 
などが大切な考え方として認識できた。

何かうまく行っていない、
という感覚がある人は一読してみると
学べることがあるかもしれません。



読書という荒野 見城徹



 幻冬舎を立ち上げた現取締役の見城徹さん。
五木寛之や村上春樹などを担当し、
24年間で23冊ものミリオンセラーを送り出した自らの半生と
人生を切り拓くためには読書が必要である、
ということを語った本。
 五木寛之、石原慎太郎、大江健三郎、村上龍、
山田詠美、尾崎豊などとの交流の様子が語られるので
一読の価値ありかも 
(その作家について詳しいと
もしかしたら既に知っていることだったりもするかもだが)
 著者の自らを振り返った遍歴の書ともいえるが、
読書を支えに武器にして生を切り拓いた人間の生に触れる意味で
意義ある本だと思う。



スティール・ボール・ラン 18巻 荒木飛呂彦



 大統領のスタンドの謎の追及をするディエゴとウェカピポ。
その謎を解き、一時的に退けることに成功するも、
大統領による全取りが完了。
そもそも、大統領は遺体を回収できたから退いただけで、
まともに考えたらこの能力に誰も勝ち目などない気もする。
 しかしジョニィは自分の境遇から
遺体を手にしてあがっていきたいと訴え、
ジャイロは大統領の能力に対抗する可能性として、
人馬による未知の回転を教える。
ジョニィのスタンド成長の前フリと大統領との決戦の予感。
 一方、ルーシーは能力が発現。
館から脱出するも
どこかから聞こえる声に導かれ辿り着いた先には……
またお前か。
移動も自在なのかこの能力は、という感じです。
しかしあっちもこっちも手を出して、
大統領はこんな面でもご多忙な方だ。



以上です。
さて、今年ももうあと3か月ですね。
なので、今年の読みたい本と読了目標をいくつか掲げておきます。

①ジョジョ7部SBR最終巻まで。
あと6冊。なので月2冊ペースで。
②吉川栄治・宮本武蔵を
あと2冊くらい(七)までは読みたい。
年始に(八)読みシリーズ制覇くらいの塩梅で。
③新約とあるを読み進める。

そんな訳で、台風は来ていますが、なんとか日々を務めていきまっしょい!
ではまた~^^






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「8月の趣味読書感想まとめ~ひまわりのような武蔵の鉄球走~」 



8月も過ぎ、
今年は残暑をあまり強く感じない過ごし易い9月ですね。

そんな訳で少し早く読書の秋的に
今月は割ともりもり読んでいるとーしろさんです。

そんな今月も、前月の趣味読書の感想まとめを行きましょう。

8月に読んだ本


 宮本武蔵 (五) 吉川栄治
 ひまわりさん 10巻 菅野マナミ
 スティール・ボール・ラン 17巻 荒木飛呂彦 


となります。
うーん、活字の本は同時並行で読みかけが何冊かある月で、
読了は少な目でしたね。

では、感想を参りましょう。
こちらは、読書メーターにアップしたモノの
長文ver.になります。


宮本武蔵 (五) 吉川栄治




 吉岡との死闘を生き延び、
負った傷を癒すため寺院に身を寄せる武蔵。
だがその心境は生き抜き勝つためとはいえ
敵方の総大将である幼子を斬ったことへの慙愧の念に駆られていた。
周囲も武蔵を責めることで、
修行をやめお通の恋心にこたえ生きようかと
やや弱気な部分もみせる。
修行と自分なりの道を進むことに苦悩はつきものである。
武蔵もまた弱さを内包する一人の人。
 天下の吉岡拳法を破った大業を成した武蔵だが、
その前に立ち現われる富士の山を目にして、
自然と大宇宙を前にした己の小ささ、人の小ささを知り、
それでもより良く自分に出来る限りの立派な人間たろうと
決意を新たに剣の道を再出発するシーンは、
武道者として、そして人間としての利己的な立身を超えた
ある域への到達と、
そしてここからの始まりであるということや、
猛る野人だった武蔵の成長と成熟が窺える。

 その吉岡打破への綾をつける小次郎との再会により、
二人の雌雄を決する因縁の導火線にも点火がされ、
そうしてお通と再会し、
城太郎を加え江戸に向かう武蔵。
物語は武蔵とお通、又八、お杉婆、
そして朱実に佐々木小次郎もそれぞれの目的と想いを胸に
江戸へと歩みを向ける。
後半戦への始まりの巻であったといえる。



ひまわりさん 10巻 菅野マナミ




 月刊アライブ連載中の菅野マナミ先生による、
ゆるい百合コミック、10巻目です。

 高校生の風祭まつりの学校の真ん前にたつ古い書店 『ひまわり書房』。
その書店の店長はひまわりさんの愛称で親しまれる、
眼鏡で黒髪ロング、クールでドライな読書好きなお姉さん。
 まつりちゃんはひまわりさんが大好きで、
ひまわりの花言葉が示す通り憧れの彼女に会いに
毎日書店に通います。
本作は、そんなまつりちゃんとひまわりさんを通した、
本と書店にまつわる温かなストーリー。
 百合の要素もありますが、あまり気にならないレベルです。

 10巻はまつりの高校三年の秋。
受験に向けて勉強に励むまつりと、
そのせいで少し会える回数が減って寂しいひまわりさんの一面など、
移ろっていく皆の様子が描かれます。
ひまわりさんも初期の頃から劇中の三年の間にだいぶ変わりました。
その変化と、そうなった理由も愛おしい作品です。
 個人的に思うのが、まつりの本気悲しみ&怒りの無表情や、
漫画好きなまつりの友達、みなみちゃんの百花繚乱の描写、
夕さんの回想のはにかみなど、
先生の漫画的表現力がこの3~4巻くらいで
めきめき上がってきているのがこの巻でも感じられることです。

本当、新鮮で魅力的な絵と心安らぐ作品です。
隠れた名作。
年1冊くらいのペースですが次巻も楽しみ。



スティール・ボール・ラン 17巻 荒木飛呂彦




 ディエゴを追うジャイロ、ジョニィは彼を補足。
しかし、そのフィラデルフィアには同じく
ディエゴの右眼球を奪うことで遺体全取りを完了させようとする
大統領とその配下も集結しており、ジョニィは撃たれる。
 だが、この撃った相手が判然としない。
この謎が大統領のスタンド能力と思われる。
 本巻はその謎の片鱗を打たれたジョニィを中心に、
目撃証言を聴くジャイロ、
撃ったと認識しているディエゴとウェカピポの混乱を通して描かれる。
この時点ではその謎は、
入れ換えのトリックに近いという印象を受けるが、
大統領との闘いのまだ触りの部分と思える。

 現状、ジョニィ、スティール氏とルーシーの安否、
ディエゴとの決着は、大統領の能力、遺体とは、その結末は、
そしてジャイロの目的はどうなるのか、
大陸横断レースの勝者は、
と一筋縄ではいかない構成となっている。
次巻も楽しみ。



以上です。
今月は割とまったりしていた感もありますね。
涼しくなってくるので、
1年の後半のこりを気合い入れ直して色々やっていきましょう。
そのお供に、楽しく趣味読書もしていきたいですね。
みなさまも、
台風や温度変化などありますので、
体調に気をつけて読書ライフを送りましょう。
では、また~^^




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「7月の趣味読書感想まとめ~スティールバイキノ・トリガーの楽園へのランの旅~」 


夏です。暑いです。
誰ですか、今年は冷夏とか言っていたのは。
台風もきて蒸し暑い~。
ですが、今年はエアコンがあるので読書はまだ
マシに行える環境だったりします。
そんな近況を少し日記的に書きながら、
先月、
7月の趣味で読んだ本の
感想まとめを行きましょう。

7月に読んだ本

 カエルの楽園 百田尚樹
 スタンド・バイ・ミー スティーブン・キング
 キノの旅 18 時雨沢恵一

 ワールドトリガー 20巻 葦原大介
 スティール・ボール・ラン 16巻 荒木飛呂彦


コミックスを交えて、では感想です。


カエルの楽園 百田尚樹



 カエルに例えた日本と関連国の風刺小説。
 作中の 『三戒』 という
非暴力、非戦争、非武装の思想は、
我が国の平和主義憲法であることは
みなさんも理解することと思うが、
これへの改正に関して考えさせられる内容。

 ただ風刺小説によくあるように、
不安を煽って特定の方向の方がいいのでは? 
と思わせる内容であるのも確かで、
実際はどなるかはやってみないと、
やらないでいないと分からない。
不安だから何かをする、は正しいようで、
しかしそれは不安を煽る側の手の上で踊ることに
なっていることも分かるべき。
(まあ、公的な立場は何かしないと
何かあった時に国民に叩かれるからなあ、
仕方ないともいえる……
しかし、何かしても叩かれるというのは
トンデモなジレンマでもある。愚民の身勝手さというか)

 改正によっていずれ他国と交戦し、
その前線に出されて家族を失うなどの害を被る人も
いるかもだし、
武力を持たないと起こり得る可能性への不安も分かる。
結局、どうなるかは二択か、
はたまた第三の道の模索か、なのだと思う。
 それを各々が考えて、
この場合選挙などに臨む切っ掛けになれば、
という本でもあると思う。
安易にこれは改憲推進の本、と取らない冷静さは大切。

 しかし詰まるところ、
自国内での発展に留めればいいところを
他国を侵害しだす国が問題なのであって、
彼らはいい加減、愛国心、国家の尊厳という体の
その実、自分たちの (それは誰もが) 
劣等感、弱さを認められない自尊感情で
他国を攻撃するのはやめなされ、お坊ちゃん、
と思う次第である。


スタンド・バイ・ミー スティーブン・キング



 スタンド・バイ・ミー、
マンハッタン奇譚クラブの2本収録。
 80年代に映画化された名作の原作小説。
この2か月ほどで映画を十数年ぶりに視聴したので再読。
 映画とはところどころシーンの描写が違うし、
ラストのゴードン以外の大人になった頃の描写も違う。
クライマックスの対決のシーンは
原作の方が鬼気迫る舞台描写で魅せるので、
気になる方は読んでみると良い。

 また、ジョジョの奇妙な冒険の荒木先生が
密かに重用している本のようで、
一冊を通して 『ペンドルトン』 『呼吸法』 
『石造り』 『カブトムシ』 『気概 (ガッツ)』 
などなど、ジョジョを知っている方なら 
「おおっ⁉」 となるワードがひょこひょこ出てきます。
舞台のキャッスルロック→『城』『錠』→『ジョジョ』 
と読める⁉ など面白い解釈も出来ます。

 ただ、この本は英語版が八二年、映画が八六年、
和訳の本著が八七年の三月発売、
でジョジョは八七年の一月から連載開始……
時期が奇妙です。
先生は原文を読んでいたのでしょうか? 
などとも考えられて面白かったです。


キノの旅 18 時雨沢恵一



 刊行ペースが年一になって久しいですが、
自分も年一冊くらいで追いかけています。
 今巻は季節が移ろうなかでのキノとエルメス、
シズの一団、師匠ペア、そして
ちょこっとフォトの出番もありました。
というか、現在組が直接顔を合せずにクロッシングしてます。
こういうの好き。

 主食の国の主食は……さすがにちょっとヘヴィですね。
 遺産の国。これ、実は何かの伏線では? 
と感じたのですが、はてさて。
エルメスが朝起きれない以前に、
モトラドが話す理由とかそのへんの真相に関わるような……。
 しかし本巻の最大の見どころは、
ハイスペックバイクに乗る
巨乳のデンジャラスビューティ旅人キノでしょうね。
っていうかあとがき。


ワールドトリガー 20巻 葦原大介



 SQ移籍後の連載分を掲載した最新刊。
ランク戦7戦目は影浦隊、鈴鳴、東隊との四巴。
照明を使った環境戦術を破り、
遊真とのコンビでのヒュースの活躍が描かれる。

 ヒュースの有能さ、そして性格がランク戦を通しても理解でき、
今巻はヒュースとそして東さんの実力者が目立った印象もある。
 しかし、ヒュースの実力を目の当たりにしても
自分と比較して落ち込むのではなく、
性格にフォーカスしたのみで
劣等感に苛まれることはコンマ数秒もなく
自分は自分のやるべきことを常に見据え行動する
修の通常営業。
噂による問題が発生した際も即座に対応に動くという、
相変わらずの非才にして非凡さをみせる。
これこそ我らがヒーロー三雲修である。

 また、千佳が超大破壊力の爆撃が可能になっても、
戦争は一人で行うのではない。
その強大な駒が何かで墜ちれば、
他の兵がその戦場での目標を達成するまで戦闘を引き継ぐ。
つまり、修のようなサポート戦術も活きる局面があるからこそ、
各人は鍛錬を怠らないのだと、
ワールドトリガーのこれまでの物語の積み重ねは
理解させてくれるし、
きくっちーではないですが、
修も非才で非力な個人でも活きる場面のために、
たゆまず力を磨く必要をわかっているのだと思わされる。

 次巻はいよいよB級ランク戦最終戦。
遠征の是非が決まる闘いが描かれる。
試合の内容や結果はともかく、
この戦いで各人がまた何を学ぶのかも期待して、
次を楽しみに待たせていただきます。
 葦原先生、どうか健康面にも気をつけて、連載がんばってください。
 多くの人は、
先生がワールドトリガーをラストまで書き続けられるために、
健康が第一で無理してがんばらずとも、
という意見のようですが、
自分は 「がんばって」 と言います。
 すべての人ががんばらなくても、
と言うのは気分的にさがると思うのです。
ちゃんと、がんばって、と言う人も必要で、
どちらかが正しいのではなく、両方ともあって良いのだと考えます。
 どちらもワールドトリガーと葦原先生を愛し、
応援するからこそでる言葉です。


スティール・ボール・ラン 16巻 荒木飛呂彦



 大統領に遺体を全取りされてのち、
ディエゴの持つ一部を起点に巻き返しを図るジャイロとジョニィ。
まだレースは続き、遺体に関しても闘志を燃やす。
 今巻はルーシーと大統領の
大人のスリルとサスペンス味ある遣り取りが中心で、
ホットパンツの能力で容姿が変わっているルーシーは
大統領夫人として遺体を奪おうとする。
しかし、結果は神秘的な方向へ。
このあとのルーシーと、
そもそも宿ったあの方はどう扱われるのか、と興味をそそる。
 全体の巻数的に序破急の破が済んだところ。
レースも残すステージは僅か。
終盤戦ですが、
しかしここからがまた盛りあがり混迷し、激闘がありそう。
取り敢えず、ジャイロのアホ顔ギャグは荒木先生……! と笑えた。



以上です。
うーん、続きモノに手が伸びるのが鈍くなっていますね。
SBRとかいい加減読破するように持っていこうと思います。
あと、7月は自分の原稿の作業が忙しかったのもありますので、
それが一息つけたら読書も盛り返したいですね。
うし、暑いですが気合い入れ直しまっしょい!(∩´∀`)∩ワーイ

みなさまも、まだしばらくは暑いと思われますので、
お体労わって読書を楽しみましょう~♪





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「6月の趣味読書感想まとめ~新約ひとはなぜ不機嫌の禁書整理学をするのか~」 


はい、そんな訳でもう7月末日です。
今月は忙しかったので、
6月分の趣味読書の感想記事が未アップでした。
遅くなりましたが、今年の課題のひとつなので
そこはちゃんと行っておこうと思います。

では、そんな『6月』の趣味読書本を。

6月に読んだ本。

 新約とある魔術の禁書目録 12巻 鎌池和馬
 思考の整理学 外山滋比古
 不機嫌は罪である 齋藤孝
 ひとはなぜ戦争をするのか A・アインシュタイン S・フロイト


では、感想を行ってみましょう。
例によって、読書メーターにアップしたモノの長文ver.です。



新約とある魔術の禁書目録 12巻 鎌池和馬




 グレムリンとの闘争が済み、
その首魁のオティヌスは罰を受け上条のもとに。
そして、彼女以外に存在する魔神が動きだしたところから本巻の内容。

 クリスマスシーズンに乗じて買い物にでた先で
新たな魔神と目される存在、
サンジェルマンとの戦闘に。
 その裏では第六位藍花悦を騙る
フレンダの既知が彼女の謎を追い、
サンジェルマンと関わることに。
上条、浜面、藍花、サンジェルマンの攻防。
しかし、決着はどうもあとがきでもあるように不鮮明。
藍花を脱した彼が、
しかし素手でサンジェルマンを打倒できる妥当性がぼかされています。
そしてサンジェルマンは撃破されたとあるが、
実際はどう解釈すべきなのか……
それは、読書に委ねられるのか、
それとも今後に活かされるのか?

 物語は別異相に隠れていた
更なる魔神たちとの抗争へ発展するのか? 
上条対魔術師などだけではなく、
魔術師としてではない 
『人間』 アレイスター・クロウリーと木原の科学サイド、
イギリス清教のローラ=スチュアートなどの陣営は未だ健在で、
どこがどう動き、
真の目的はなんなのか? 
未だ奥が深く謎に満ちたとある禁書。
では、また続きを手に取ろう。


思考の整理学 外山滋比古




 新聞の広告で見かけて興味をもち購読。
 東大、京大生にも好評ということだった。
 内容は、大学生が論文を書く際に、
どういうことを書いたらいいか分からない、
というところを起点に、
自分なりの考え方の持ち方、
その思考の整理にはどういうモノがあるのか、
が語られている。

 自分も文章を書くようになりしばらく経った実感として、
以前に書いたことや少し前に書いたことが、
他のことをしていたり睡眠をとることで脳内で整理され、
適切な回答に至ることが出来るなど、
『熟成』『発酵』 の『寝かせる』 ことが
一番の近道であるとまず語られる。
 一晩中ずっと考え続けました、というのよりも、
潔く一晩寝て起きてから考えた方が良い答えにいたる、
という従来の
机にかじりついてがんばらないとダメ、
努力礼賛とは随分趣が違うことに
多くの人は読んで意外に思うのではないかと感じた。

 しかし、最近では科学的にもぼーっとするや昼寝や仮眠する、
他のことをして一旦そのことを放置するなどで、
意外な時に取り組んでいた問題の最適解が
浮かび上がっていることが地味に立証されてきており、
この著書は八十六年発行ということで、
著者の早すぎる優れた見解を知ることが出来る良著と言える。

 考え方の整理の仕方のほか、
アイデアのためかたやノートの整理術なども書かれており、
冒頭にあるように自分で文章などを書こうと思って困っているかたは、
その一助になる本だと思う。


不機嫌は罪である 齋藤孝




 以前もメンタルハック的な本で、
考え方の勉強になった著者なの購読。
 若いころ自身もイライラ、不機嫌な人間であり、
それによって被った不利益から、上機嫌の大切さを学び、
そのための様々な手段を紹介した本。

 ネット、SNSの不機嫌の元、危険性、
身体的な理由での不機嫌などを解説し、
そのための対策を章毎に書いている。
 体を温めることや、軽いジャンプや腕を回る、
呼吸を整えるなど、
聞いたこともありそうだが、
実際に取り入れると地味に効果のある数々もあり、
また最近海外の大企業でも取り入れられている瞑想、
マインドフルネスの簡単な考え方も解説されている。
マインドフルネスの専門書を読まなくても、
雰囲気と効果が簡単に分かるのでおススメ。
 実際、瞑想は禅のかしこまった座禅や
宗教めいた考え方ではなく、
呼吸を整えて思考を遊ばせることでの
リラックスによるプラス効果について言及。

 イライラやストレスへの対処について学びたい方は、
是非読んでひとつでも取り入れてみると良いと思います。
いきなり全部を実践できなくても、
少しずつこれはと思うモノを取り入れていく。
この本もこれで3度目の読書で、またひとつ何かをやってみます。


ひとはなぜ戦争をするのか A・アインシュタイン S・フロイト




 相対性理論で知られ、
平和主義者でもあった物理学者アインシュタインと、
同時代を生きた精神分析学の創始者であるフロイトが、
アインシュタインと交わした手紙による、平和の模索に関する本。

 アインシュタイン、フロイト両氏の和訳による手紙が掲載され、
アインシュタインの考える平和への方法と、
フロイトに求めた心理学者の観点からの
平和を気付くにはどうすればよいか? 
が語られ、フロイトによる結論も記されている。

 フロイトの学説自体は後年発展され、
全てに対して肯定的ではないにせよ、
実際に彼の平和へのアプローチは
現代の日本でも盛んにおこなわれていると思わされた。
確かに、人々の他者を害そうとする発想に
歯止めをかける精神性を培うには
地道なこうした活動が欠かせないと思うのである。

 気になる方は一読を薦める。
二者による解説も踏まえて、
より詳しくこの方法への納得と
現代の在り方への理解に繋がると思う。
まあ、方法はいつも一つではないので、
これを盲信しろという本ではないことは分かったうえで。


以上です。
ふむう、この5月からの書きモノの同時進行で
読書量がややさがっていますね。
これは、8月中は少し取り戻して行きたいです。

しかし、漫画の読書量がまあ、昔に比べたら減りましたが、
それでも、葦原大介先生の
ワールドトリガーの新巻が出たのは嬉しい月でした。
ではでは~。






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「5月の趣味読書感想まとめ~10倍名作が書ける日本のハケンアニメ!出だしの一文~」 


元号も令和に変わり、一月が経ちました。
この間、仕事以外にもやることが増えていた時期ではありましたが、
マイペースに読書は継続しておりました。

そんなわけで、
5月に読んだ趣味本の感想を
今月もまとめさせていただきます。

5月に読んだ本

 ハケンアニメ! 辻村深月
 10倍速く書ける超スピード文章術 上阪徹
 日本の名作 出だしの一文 樋口裕一


以上です。
3冊と少ない印象ですが、
ハケンアニメ!が600ページ超あり、
実質2冊読んでいる時間を使っていたという事情があります。
なので、文量的には4冊、
これまで通り週1冊のペースでは読んでいます。

では、感想に参りましょう。
いつも通り、
読書メーターに投稿した感想の

読書メーター マイページ
https://bookmeter.com/users/949199

文字数制限なしの長文ver.です。


ハケンアニメ! 辻村深月



 アニメ制作の現場が描かれるお仕事系ストーリー小説。
 表紙絵の3人の女性キャラがそれぞれ、
プロデューサー、監督、原画マンとしてアニメ制作に取り組み、
シーズンの覇権アニメを目指していきます。
その過程で、仕事のパートナーである男性監督、
プロデューサー、作品の舞台である 『聖地』 の地元の人間などとの
彼女たちなりの交流、変化が描かれる。

個人的に一番の注目株は後半に出てくる
原画マンの並澤和奈ちゃんでしょうね。
一番アニメ関係者らしいヲタク感があり、
その変化が愛おしいキャラです。

 また、アニメ制作の予算や予定、
売上に関する事情、覇権アニメの定義など、
業界に関する事情も色々語られており、
アニメに興味のある方にもそうでない方にも
興味深く楽しめると思います。
 また、本著は辻村先生らしいボリューミーな内容で、
本編の他、描き下ろし短編と解説を含めて
600ページ超あります。
そこは覚悟してトライしてみてください。
個人的にも600ページの壁は初めて超えました。

 令和最初の読了本となりました。
 ありがとうございます。


10倍速く書ける超スピード文章術 上阪徹




 文章の取り組み方の本として再読。
 著者は日常的に10万字を5日で書いており、
その超速執筆術の紹介と銘打っている。

 しかし、多くの人が想像するような 
『まっさらなゼロから準備もなくいきなり書いてその速度で書くことが出来る』 
と言う訳ではまったくないことを明示しておきます。

というか、多くの書き手においてそれは幻想です。
はっきり言って。

 本著でも、必要な前準備、素材集めと構成が出来て、
初めて 『執筆の実時間』 が速く済む、
としている。
準備をしないでまったく考えなしだったり、
うまく書こうと悩むと、
迷って書く速度は格段に落ちると語る。

 よくいる執筆にうんうん悩んで1日に数百文字、
という作家さんは、
うまく書こうとしてミスを恐れ、
結果とても遅くなっているケースが往々にあると、
実際に書く人間になって実感として理解できました。
この著書の速筆の理論はそれを裏付けています。

 この著書の速筆術とは基本が、
素材と設計図が先にあることで迷いなく執筆が進行する、
という理論であると言えます。

 他に、書く目的の定め方や読者の想定の仕方、
推敲の削り方などが分かりやすく書かれており役立つと感じた。

 また、著者は学校の国語教育にありがちな、
文章の苦手意識について言及しています。
文学的文章と実用的文章を分けて考えることで、
苦手意識に捉われることなく文章を書きやすくなるのではないか、
と言う。
確かに、文学を参考にうまく書こうとした結果、
筆が進まないとか苦手意識をもつ人が多いことからも肯ける。
 本著はそういう意味で、
文豪の文章をお手本にする癖がついている多くの文章書き 
(そういう教育を受けてしまった) たちに、
もうちょっと楽に書いていいと思う、
と実績を伴って言ってくれていると感じた。


日本の名作 出だしの一文 樋口裕一



 明治から大正、昭和の文豪たちの古典的名作の、
その冒頭の一文を抜粋。
文学的意味を読み解いていく文章考察の本。

 また、古典名作の粗筋、作者の経歴なども記載されており、
「この作品、タイトルは知っているけれどこういう内容だったのか」 
と学ぶこともできます。

 しかし、知らない作品が多かったが、
それらの粗筋などを読むと、
この時代の作品はネガティブな内容が多いな、
と感じてこれまで以上に敬遠感が湧いた。
(中には読みたいと思った作品もありましたよ!)

 純粋に作品に初めて触れて読みたい方には向かないかもしれません。

 それでも、この表現にはこういう意図がある、
出だしにこんな意味合いを持って来ることが
後でこういう効果を生む、
全体を先に暗示している、
などの出だしの一文の考え方を学ぶ本としては
大変有意義でした。


以上です。
さて、ここ2、3か月ほどは
シリーズモノの続きを読んでいなかったので、
ここらで少しそこを攻め直したいですね。

新約とある、
吉川栄治 宮本武蔵

……あと、ユーフォニアムの続巻も気になっていますし、
月の音色で朗読や紹介された本も読みたい作品があります。

まあ、趣味読書なので、
楽しんでマイペースに行きたいと思います^^

しかし、
今年はもう暑いですな。
では、また~♪

ps.
しかし、タイトルのサブ文章は
なんか大いに誤解されそうですが、
本記事は普通の読書感想でっす(*´▽`*)







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「四月の趣味読書感想まとめ~つい、だから僕は…って気にしすぎて混物でレジリエンスをクラマーに鍛えてもらうガンダム~」 



令和元年、おめでとうございます。
元号が変わり、新しい時代が始まりましたね。
とーしろさんも気分を新たに引き締めて、
もそもそっと書きモノ、読み物の活動をしていきたいと思います。

では、今月も前月の趣味読書感想まとめ、参りましょう!

四月に読んだ趣味本。

 つい、「気にしすぎ」 てしまう人へ 水島広子
 だから僕は… ガンダムへの道 富野由悠季
 レジリエンスの鍛え方 久世浩司
 混物語 西尾維新
 さよなら私のクラマー 7巻 新川直司

では、行ってみましょう~♪


つい、「気にしすぎ」 てしまう人へ 水島広子



 誰でもあるような、
他人の言動にイライラ、
比較して落ち込んでしまう、
先のことを考えて不安になる……
等の心のモヤモヤの対処法を紹介した本。

 ポジティブに考えることが推奨されていた時代もあったが、
著者は気にしすぎないで楽になる考え方のテクニックを紹介している。
 例えば他者の言動は、
ショック、衝撃を受けているということで、
この現実をまず認識し、
今に意識を持つことで自然とその衝撃は和らいでいく、
というテクニック。

 他にも様々あるがこれらは、
今に集中するマインドフルネスの考え方、
相手の言動を彼らの心の課題として受け流す
寛恕のアドラー心理学の考え方、
自身の怒りの理由とその付き合い方の
アンガーマネジメントの考え方からきていると思われ、
それらが平易な表現で誰にでも理解できるテクニックとして書かれている。

 気にしすぎないように出来る方法が専門的な解説ではなく、
読みやすく紹介されているので、気楽に読める。
 様々なケースについての対処法が書かれているので、
自分に合ったモノを試してみるのにも良いと思います。



だから僕は… ガンダムへの道 富野由悠季




 機動戦士ガンダム放送40周年に合わせて再読。
 ガンダム製作と映画公開頃までの自伝、履歴であり、
ガンダム単体の製作にまつわる秘話の本ではない。

 富野さんの様々なアニメとの携わり方、経験によって、
社会人として地元を捨てて15年以上の苦闘の末に
ガンダムという出世作を生み出した、
その過程と、経験した様々な事柄が記されている。

 最初は映画製作指向であり、アニメは成り行きで参加し、
低俗なモノという考え方だった富野さん。
 しかし、地元小田原に対してのコンプレックスから、
二度と帰らず一本立ちをするために、
喰っていく為に製作進行や、
割りの良い稼ぎになるコンテを手掛けていった。
 それが女絡みで手塚プロから転職し、出戻りをして再出発。
 次第、様々なアニメーターと作品に触れ、
アニメの面白さも感じていき、
監督作品を任されるようにもなる。
しかしそれもすぐにヒット作を生み出せた訳ではなく、
思考錯誤の数本を経験することになる。

 手塚先生の原作である 『トリトン』 において、
アニメ作品の定番から逸れた、
深いバックボーンの構築という方法論を経て、
それがやがてガンダムへと繋がっていたことも語られている。
 ガンダムのようなリアル路線は、
その後アニメ作品のスタンダードとなったと思われる意味でも、
富野さんの行った作品の構築の挑戦は、
そのものアニメを変えたと言える。

 本著序盤は、ガンダム劇場版の公開イベントにおいて、
『アニメ新世紀宣言』 
がされた事柄についても述べられているが、
今にして考えるとまさしくな出来事であったと言える。

 少年期と故郷へのコンプレックスから自立を強く心に抱き、
手塚先生の作品を汚していると自覚をしても、
女絡みで仕事をして葛藤しようとも、出戻りで土下座しようとも、
ただ自分の力で喰っていくために、
自分にもそれだけの力がるという意地ともいえる気持ちで、
我武者羅に仕事と格闘した姿があり、
アニメに対しての考え方の変化とその変遷、
アニメ制作者としての成長の過程も描かれる。
 その様々な経験と格闘が、富野さんの地力となり、
やがてガンダムを生み出したことが窺える。

 あとがきで、何故ここまで仕事を過剰にし続けてこられたのか? 
という自身の疑問について、
モノ作りとは歩くことと、
その里程標を築くことに近いということが語られる。

 里程標……自分が辿った道程の証であるとも言える。

 同時に、コンプレックスまみれの子供だった自分が、
その人生で何が出来たのか? を刻みこみ、
証明していく行為であると言える。
 ここに、躊躇いや意地、不勉強で
悔いをのこすようなことは、誰だってしたくない。
 だから富野さんは……この言葉にあるように、
命ある限り悔いのないように自分に出来ることを
していこうとしており、
飽くことなく仕事を続けているのか、と思わされた。
 そんな富野さんだから、
今後も自分たちに何らかの歩んだ証を見せてくれるだろうと予感させた。

 ガンダム40周年。
 御代今年で78歳。
 神と呼ばれた男の、一人立ちの苦闘が結んだ伝説。
 まだまだ新しい創造を続けて行く気配は、
老いて益々健在である。
この戦う姿に、若きも中年も続け! である。


レジリエンスの鍛え方 久世浩司



 超一流企業で様々なビジネスマンと接してきて、
自身の経験も踏まえ、学歴以上に精神的なしなやかさ、
柔軟性、回復の速さが重要であることを悟った著者が、
様々な心理学者などとの交流と学びを経て打ち出す 
『レジリエンス』 の概要とその実践訓練の解説本。

 人が精神的なダメージを受ける失敗に関しての考え方から始まり、
ネガティブ感情から脱する習慣的な4つの手法、
自らを追い込む思い込みの変え方や、
成功に向かって行動する様々な自己効力感の作り方、
強味の見つけ方、心の支えとなる存在を持つことの大切さ、
感謝の効力、痛みを負った経験の活かし方など、
7つのレジリエンスの鍛え方を紹介。

 強味の見つけ方は、米大学の心理学博士たちが構築した、
質問に答えることで24の強味が分かるサイト 
『VIA―IS』 などを紹介し、
実際に学術的に自分の強味を知る手法が紹介されています。
自分も行いましたが、成程というサイトです。
自分の強みを知ることは何かの際に支えになると思えるので、
皆さんも興味があれば一読し、試してみると良いかもです。


混物語 西尾維新




 劇場版 『傷物語』 三部作の来場者特典として描き下ろされた、
西尾作品と物語シリーズのクロスオーバー作品集。
 女性陣で占められていると思いきや、
追加で描き下ろして二篇、男性キャラの短編もあります。
 新規で三篇描き下ろしアリ。
 全体的に、暦物語に似た謎解き形式の短編で、
異世界 (他作品) の住人達にまつわる謎を解決して、
穏便に彼女たちを助けて帰すスタイルで、
メタ的にそういうセリフもあるのが物語シリーズらしい面白さ。

 個人的に潤さんは相変わらずだし、
黒猫さんは圧巻の長台詞で伊織ちゃんが見られたのが嬉しいし、
否定姫が意外に面白かった。
 あと、自分はこれまで真心は男の子だと思っていたが……
女子だったのかよ! (笑) 
平成の最後に今頃ですが意外な事実が判明しました。良かった。


コミックス編

さよなら私のクラマー 7巻 新川直司




 才能ある女子フットボーラーが次々出てきて
弱小チームが奮戦している本作だが、今巻は準決勝。
しかし、その前段階の大会では敗れ、
ではこれで優勝するとどうなるのか? 
今何に向かって試合をしているのか? 
がどうも不透明な描かれ方で、
(自分がサッカーにうとく、
大会事情などの背景に無知なせいもあるのですが) 
しばらく気が離れていた作品。

 だが、本巻は読んでみると
天才肌の恩田に勝るとも劣らない才能の
ツインテールのぶりっ子選手によって試合の様相が変わり、
そこからが面白かった。
レジェンド能見コーチが実はポンコツで、
ボンクラ監督と思われていた深津が本性を出してきた。
そして、刈り取る者としてのポテンシャルを秘めていた
初心者さっちゃんの活躍。
 ラストではのんちゃんさっちゃんの親友コンビで
ツインテの悪魔に挑み、
続きが気になる盛りあがりを見せた。

 しかし、どうも凄い選手や味のあるキャラ、
背負ったモノのあるキャラなど次々出てくるが、
誰にフォーカスして応援するかはっきりしない作品でもある。
この作品はそうして、テーマとして何を描きたいのか、
自分のこの状態がどう収束、展開させられるのかを
改めて見守りたいと思った。
もとより新川先生大好きですし。


以上です。
さて、続きを読みたいタイトルがちょっと増えてきましたので、
それも読んでいくことを意識したいですね。
新約とあるとか、ジョジョSBRの続きとかとか。

ただ、ここからしばらくは書きモノの予定も結構あるので、
様子を見ながら、かつ楽しみながら読書をしていきたいですね。

焦らず行きまっしょい~(´∀`*)ウフフ







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