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「5月の読書まとめ感想・響け!とある涙の雫と、スティーブン・キングの背骨計画」 



はい。
今月も1ヶ月で読んだ趣味読書本の
感想を参りたいと思います。

では、5月中に読んだ本のリスト。

響け!ユーフォニアム 3   武田綾乃
とある魔術の禁書目録 10  鎌池和馬
    々      11
書くことについて スティーブン・キング
本多静六 人生計画の立て方
ガンダムW フローズン・ティアドロップ 7
隅沢克之
背骨コンディショニング    日野秀彦


小説以外の本も混じっていますが、
仕事の資料以外で余暇に学びの気持ちで読んだ、
そんな本たちです。

では、感想をいってみましょう。


全国大会!しかし、北宇治またもピンチ……!






2巻までの内容なのですが、
アニメ1期が1巻の内容で、
2巻はアニメ2期になることがほぼ確定しています。
というか、アニメ2期は原作3巻まで映像化してしまうのか、
今の所それが分からず、気になるところです。

しかし、これから7月期に始まる2巻のアニメの内容……
2巻までの内容を、先に言ってしまうようですが、
原作3巻の内容は、
進出が決定した全国大会終了までの模様が描かれています。

全国を前に練習に励む久美子たち。
しかし、部の中心人物であるあすか先輩に、大きな問題が起きます。
果たしてそれを乗り越えて、
無事全国の舞台で皆で演奏できるのか?

というのが3巻の内容ですね。

過程は読んで楽しんで頂くにしても、
この1巻から3巻までの
3編を使った久美子の1年生時
(そして、あすか先輩がいる1年間)
で、作品冒頭の麗奈が泣きながら口にしていた台詞が、
大きな意味を持って回収されます。

ユーフォという作品は、
つまりは久美子が情熱を以ってユーフォニアムを演奏して、
それに気付くまでの物語だったんだな、と感じさせられました。

しかし、大会が終わって3年生が卒業して
久美子があすか先輩に
「そのヘアピン、彼氏から?」
と訊かれておくゆかしく肯定するとかありつつ、
しかし、麗奈は滝先生とどうなることやら。

もう1冊ある短編集(?)も読んでみたいですね。



10巻目。ある程度『とある』のテンプレが見えて来てますね。







さすがに10冊も読んでくると、
作品構成の癖というか、特徴が見えてきます。
鎌池先生は文章技術的には各巻ごとに実験的に
新しい手法に挑んだり、
元々得意だった手法を強化したり、
バランスをみたりして来ています。

その創作技法的に言って、物語の起承転結などの構成は、
これまで劇的に変化がないようにも見られてきました。
(31日の上条・一方の両サイド交互は除く)
いや、それが悪いという気はないんです。
構成の起伏やページバランスがある程度同じでも、
そういうのはキャラとイベントでどうとでもなると思いますし。
むしろ、構成にある程度のパターンがあるのは、
安定感がある作風を感じさせることにもなると思います。

しかし、このままあと10巻と少しまで
同じ構成でいくのかどうか?という、
疑念と期待(新しい工夫への)があります。

伊達に超売れっ子じゃないと思うので、
そこは読んで確かめさせていただきます。

しかし、敵役の事件を起こす主張や動機が、
中々バリエーションがあって、
そっちは10巻読んでも真新しいですね。

リドヴィアが弩S&弩Mというのが斬新すぎます。
それを看破するローラも結構なキャラですが(笑)


おばあちゃんシスター(若い)意外と活躍!







舞台をイタリアに移しての事件。
火船の攻防や、突破の種明かしが良かったですね。
アイディア満載で楽しく、
加えて調べるのに苦労したことが窺われます。
まあ、それを含めて執筆の楽しみですよね。

今回は、7巻で登場した
ローマ正教のシスターたちが再登場です。
しかし、前回ヒロイン役だったオルソラは
上条さんと共にトラブルに巻き込まれ、
一緒に困難に立ち向かいます。
で、前回敵役だったアニェーゼが今回のヒロインです。

このひねりは好きですね。

最近、
敵役を掬い上げて、他の面を見せるのって、
実は創作で必要なことな気がしてきました。

そして、女王艦隊内での立ち回りで、
あの守られていたオルソラが、
以外と舌戦駆け引きで強者であることが分かります。

普段そうは見えないおばあちゃんのような思考回路を
会話でみせる彼女ですが、
結構、本気だすと頼りになります。
このギャップもいいですね。
そして、オルソラは
今回のラッキースケベの被害者でもあります。

しかし、鎌池先生は、よく何度もシスターさんを
剥いてしまうなーと思います。
なにかあのヴェールの向こうの白い柔肌に対して
うずまく慾望でもあるのでしょうかw

次巻への引きとして、
上条さん抹殺指令!?
『ローマ正教編』(ウィキ参照)
は罰ゲームも含めひと段落し、
これから物語は『神の右席編』へとなだれこんでいくようで。
はてさて、どうなるのやら。
あー、そろそろ一方さんに再登場して欲しいですね。 



スティーブン・キング著作初読書。







本書は、スティーブン・キングの著作でありながら、
ホラーでもないし、
(少し調べても、キングはホラー物の名手であるようですね)
そもそも小説でもないようです。

内容は、『履歴書』という銘でつづられる、キング自身の
幼少期から始まる生涯の様子が描かれます(まだ現役、御存命です)。

幼少時の体験やら、
早くから書くことに積極的だったことや、
その学生時代などの筆禍(結構調子になる子供だったようですね)
などが書かれ、
そして、妻となるタビー(タビサ・スプルース)との出逢いと結婚。
投稿時代と、少し作品が売れつつも貧しかった苦闘時代。
辿り着いた『キャリー』の大ヒットとその後の作家生活。

ここら辺は、奥さんがだいぶ心の支えになっていたことが、
キングをベストセラー作家にした一因だと思えますね。

そして、かなりのアル中と薬中時代と、
そこからの脱出と現在に至るまで――

それらが前置きとして書かれ、
次にキングの創作の考え方や、実際に気にしているポイントなど
『書くこととは』『書くことについて』のパートが続きます。

この創作技法、小説作法で書かれたことで
個人的に印象にのこっていることをひとつ書くと、
『ストーリーというのは、
地中に埋もれた化石のようにさがしあてるべきものだ』
というインタビューの答えが挙がります。

これは、自分の経験(キングの場合はキングのそれまでの人生)
がすべて潜在意識として作用して、
心の奥にすでに物語の原型が既にだいたいカタチとして出来ている、
という考え方であると思います。

この辺は、
書いているうちに自分の発想やキャラやシーンへの考察が
徐々にその化石を鮮明に掘り出して来て、輪郭を確かにし、
物語に必要な事柄を自身に理解させてくる、ということが、
小説を書いていて実はかなりあることで、自分も納得できました。

すでに自分の中にある(カタチのある)化石を発掘していくことが、
小説を執筆すること。
これは、ある種残酷で、ある種自己の分身を産む作業で
やはり心躍るな、と自分は思うのですが、
他の文章書きさんはどうでしょう。

他、最後のパートでキングが事故に遭い、
そこから再び書き始めて後、
キングにとっての『書くこととは』のアンサーが描かれています。

それが気になる人は、「創作技法書~?」と首を傾げずに、
ちょろっと読んでみてはいかがでしょう。
ベストセラー作家の自伝的にも読めると思われますので。

あと、装丁というかが良かったです。
紙がこれまで触ったことがない
シルクのようなさらさらな本でした。


本多静六……存在自体初見です(おどおど)







Amazonさんでおススメ商品(書籍中心の時でした)で
並んでいたのだと思いますが、なんとなく
「どういうのかな~」という興味本位で購入してみた本でした。

しかし、読んでみると、
その生き方の筋道は、とにかく堅実というか堅ろう。
まさに骨太の言い方がはまる指針にのっとっての
人生計画が説かれています。

学業などの教練期。
二十代から六十代までの勤労期。
その後十年から二十年の奉仕期(社会への返恩)、
それ以後の晴耕雨読の楽老期。

そういう大体四期を目安にし、
さらにそれを各時期で10年、5年、1年、1月、毎日
と言う風に生活の目的を定めていく訳ですね。

それに、計画実現に望ましい『処世九訓』というのが
説かれていたり、
他にも林業その他で大成した著者の経験を存分に感じさせる
人生にまつわる諸問題の対処法なども書かれています。

まだ老後の過ごし方まで詳しく想像できない、
目の前の目標に掛かり切りな自分ですが、
時間が経ったら再度目を通したいと思わせる濃い内容でした。

ちなみに、著者は
「計画何々」というのは、自由と相反しているようで流行らない、
と世間で言われそうなことを喝破しています。
曰く。
計画性とは人間がもちうる特性で、
むしろ自由を確保するための計画性である、と。
人生計画は自由を束縛するものではなく、
長期的にみれば、かえって自由を拡大充実をはかることになる、と。

しかし、同時に計画のある生は、
努力すなわち幸福の生であるそうです。
そこのところを吟味して、
興味あるかたは一読してみては如何でしょう。


挿話の方がアニメっぽくて面白かった……(殴)






というあれで、FTの続きを読んでいます。
7巻は、6巻の後半から書かれたAC時代の(劇場版の後の物語)
ヒイロたちプリベンターの活動内容で始まります。

この話がですね、
構成や終盤の戦闘などが二転三転とうまい具合にころころと進んで行って、
正直TV版のスリリングさをそのまま文章で読んでいる気分でした。
こういう構成、隅沢さんの脚本家としての地力であり、
巧いな~、参考になるな~、と思わされました。
この挿話のプロットを書いて勉強しようと思う出来でした。

そして、FT本編は
ヒイロやドクトルT、キャスリンなどが捕われた後で、
デュオ(二代目)やフォボス、W教授の様子が
今度はデュオ視点で描かれます。

しかし、今回は挿話も、このデュオの語りも、
戦争の中の人殺しについて、兵士がどう心持ちをしてるか
が少し考察されて描かれていて、興味深かったです。
こういうところ、Wとして好きな点ですね。
思春期を殺した翼≒心を殺した兵士、ですので。
その辺は自分の創作の根っこになっているのもあり、
大変考えさせられました。

5月に9巻までまとめ買いしたので、
さっそく次巻読んでますヽ(´∀`)9 イェイ!!


効果実感!背骨コンディショニング!







こちらに関しては、
腰痛持ちとしてあまりに速攻で効果があり
驚いた腰痛対策運動の本だったので、
別に当ブログで記事が書かれています。

興味がある方はそちらをご覧ください。
⇒「腰痛対策にバツグンの効果を実感!『背骨コンディショニング』について」




という訳で、5月のまとめでした。
結構調子がイマイチな月でしたが、
済んでみると今年で一番冊数を読んでいたりした不思議。

さて、今後は辻村作品や、
櫻子さんの続きが読みたいですね。

では、また~。





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テーマ: 読書感想文

ジャンル: 小説・文学

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